評価:
ベンジャミン・フルフォード
日経BP社
¥ 1,470
(2008-07-10)
Amazonランキング:
975位
Amazonおすすめ度:
経済学ではありません
■主張は至極真っ当ですが得るものはほとんどありません!
…………………………………日経BPブックニュース………………………………
◆[01]◆クローズアップ
◆◆『ベンジャミン・フルフォードのリアル経済学』
市場は人間の「欲」で成り立っている。人間の欲望には限りがない
ため、放っておくと、何でも食い尽くしてしまおうとする。すなわち、
市場を構成しているのは投資家であり、その投資家は、経済学が想定
しているように、合理的に行動する人々ばかりではない。とんでもな
く不合理で自分勝手な判断で売り買いを行う投資家は数限りなく存在
する。
その結果、市場には常にバブルと恐慌がつきまとう。昨今のサブプ
ライム問題も過去に何度も繰り返されてきた現象と何も変わることは
ない。非常に高いレバレッジの住宅ローンをもとに、さまざまな証券
化商品が作り出され、世界中にばらまかれていったのだ。しかもそれ
ぞれの証券化商品自体にも高いレバレッジがかけられていたのだ。
「マーケットは人間の欲望で動く」「経済学に騙されてはいけない」
「戦争・石油・ドルの時代の終焉」「ニッポンの選択―破綻か? 復
活か?」「変化の時代を勝ち抜くマネー防衛術」など、真の「経済的
自由」を手にするために、われわれが何を知り、どう考え、どう行動
すべきかを著者ならではの視点で綴るユニークな経済論。